男前な薬缶

だんだん暖かくなり薪ストーブを焚く時間も短くなってきました。薬缶の「しゅんしゅん」と鳴く音が名残惜しいです。

里山のくらし 茂木里山

ストーブの上にはいつも薬缶が2つ、定位置に鎮座しています。火をおこしてまずお湯を沸かす…。いつの間にかその流れが定着して薬缶がないとなんだか落ち着かない、そわそわした気持ちになります。手前のステンレスの薬缶は推定齢15歳以上…。煤がつき取っ手は焦げて、蓋のパーツは欠けていますが、暮らしを支えてくれる大切な存在です。

モノを買う時の選択の基準は様々です。機能・デザイン・素材・値段・ブランド。そして、10年20年先を想像できるかどうか。そんな事を男前の薬缶から教えてもらった早春の朝でした。